飲食業でもプロ目線!凄腕アルバイト

私自身も飲食業のアルバイト経験がある。 有名レストランのホールスタッフ=いわゆる料理や飲み物を運ぶサービススタッフなのだが、これが意外に難しい。 「運ぶだけではないか?」そういう技術面の問題ではない。お客様への気遣いが難しいのである。 学生時代、初めてした本格的な接客のアルバイトに、気遣いを知らないひよっこな私は終始苦労させられた。
笑顔を絶やさない、無理な注文やクレームを受け、お客様が何を望んでいるのか瞬間的に察知しなくてはならない。 はじまりも終わりも「気遣い」に尽きるのである。さらにホールでは社員もアルバイトも同じ。 おなかをすかせて神経質になっているお客相手には、細心の注意を払わなくてはいけない。そこが飲食業での接客の難しさである。 そこは百貨店の中にある有名飲食店とあって、休日には長蛇の列ができる繁盛店だったのだが、忙しさの中、自分で精一杯の私に気遣いなんてものは、その時どこかに飛んでしまっていた。順番待ちのお客様にどなり声ともいえる大声でクレームをつけられいた私の横にそっと現れたのが、同い年の女性アルバイトスタッフである。勤続年数が長くいわゆる先輩に当たる彼女が、凛としながらも丁寧に「捌く」順番待ちの列に、脱帽したとともに、少しバツが悪かった思い出がある。
その後彼女は、「なんでも丁寧にすれば色々なことが見えてくる。自分が落ち着きがなくなるとお客さまも落ち着きがなくなる」と言った。 なるほど、その時の私は完全に落ち着きがない。だからこそお客様の怒りをあおってしまったのだろうか。 同じアルバイトでも、こういう視点から物事を見られるということにカルチャーショックを受けた。社会経験というものは人をこうも大人にさせるのだ。その後から、私の振る舞いも徐々に「社会人」っぽく変化していったのである。

This entry was posted on 金曜日, 7月 8th, 2011 at 08:28 and is filed under . You can follow any responses to this entry through the feed. You can leave a response, or from your own site.

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